平成31年度予算に反対 H31.3.22

今定例会の後半に、平成31年度予算を集中して審議する予算特別委員会が開催され、予算案の採決が行われました。
今回は、自民党世田谷区議団としては区政史上初めて一般会計予算に反対することとなりました。

これまで、自民党は予算案に対して多少の不満があっても反対は避けてきました。
区政全般において、自らの主張はしっかり示す必要はあると思いますが、90万区民の生活を守るためには停滞は許されません。そういった意味では、私たちは最大会派として重い責任を負っていると言えます。会派の主張ばかりではなく、区側にその施策進めなければならない事情や、やらない事情をしっかり理解できれば区長と考え方に違いがあろうと可能な限り協力することは、世田谷区民のために必要だと判断してきたからです。

しかし、区長は残念ながら、この8年間、我々のそういった努力や歩み寄りを意に介してこられませんでした。そればかりか、議会軽視の姿勢を正す決議(「区政の停滞を招いている保坂展人区長に対し議会の存在を軽視する言動を改めることを求める決議」平成28年3月29日)を受けたにも関わらず、議会への最低限の説明責任を全うせず、理念や計画性にも一貫性も示されぬまま区政を推し進められています。世田谷区がこれからも健全に成長していくには、その姿勢を少しでも改めていただかなくてはならず、苦渋の決断として反対いたしました。

議員は、お選びいただいた区民の皆さんの声をしっかり区政に届け、実現することが第一です。これまで、議会において数多くの提案や改善を自民党区議団から主張させていただきました。実現できたものも多くありますが、世田谷区政の大きな幹の部分や、区と議会との関係については大きな溝を残したままです。区民の声を我が主張とし、区そして区長にこれを誠心誠意訴える。そして、あらゆる行動を行って、結果を出すことが区民の皆様の負託を受けた我々の使命であると思います。

今回、会派として予算案に反対せざるを得ないという事態に至ったことは、最も多くの議員を選出して頂いている、そういった意味では多くの区民の皆様から負託をいただいている我々が予算案をそのご期待にそえるものにしきれなかったという点において自らの努力と力量の不足を示すものです。日頃、応援いただいている皆様にはまことに申し訳ありません。今回の反対表明が、長い目で世田谷区政を良い方向に進めていくためには不可欠であると我々は確信しております。そして、引き続き、全力で区政に取り組んで参りますことを改めてお誓い申し上げる次第です。

【31年予算案の主な問題点】

  • 公平性を欠き、将来展開の見通しも示せない「教育における負担軽減策」
  • 消費税の影響を勘案しない区内プレミアム商品券の削減

【現区長のこれまでの主な問題点】

  1. 自らがプランに盛り込んだ下北沢の道路整備(補助54号線)を突如撤回。
    地元住民と区の信頼関係を踏みにじりました。
  2. 議会との対話を避け、本庁舎整備を迷走させ遅延。
    自らが拘る一部保存を結論ありきの調査に税金を投入しようと画策しました。
  3. 区民、議会との対話を怠り、「区営住宅管理条例」ほかの改正案を拙速に提出。
    ほぼ全会一致で「閉会中の継続審査」となりました。
  4. 不公平、不明確な新規事業の提案を乱発。
    一部地域のスクールバスの導入や、保護者負担軽減策など、一部の有権者のみに向けた不公平なサービスや補助金などを、その事業の継続性の見通しも示せないまま軽々に計上。
  5. 自らの政治活動を公務よりも優先。
    区長として公式に招請された外環道の着工式などに立て続けて欠席。大臣、知事、市区長が勢揃いする中、大きく区の信頼を損ないました。